「週休1日 きつい」
日曜の夕方にこれを検索しているなら、たぶん今日も寝て終わったんだと思う。
先に答えを書いておく。週休1日は、きつい。1日寝ても、疲れは取れない。俺もそうだった。
ただ、この記事で書きたいのは、疲れの話だけじゃない。
先に、この記事でいちばん具体的な数字を1つ出しておく。
0回。
予定のない月に、土曜の休みを頼んだ回数だ。
土曜の休みは「予定がある」と頼んで、やっともらうものだった。
予定がなければ、頼もうとすら思わなかった。
転職活動を始めてからは、その月1回の土曜も取らなくなった。
それでも、不思議と前よりしんどくなかった。その理由も、この記事に書いておく。
先に、この記事で言えることの範囲を出しておく
これは物流会社の営業所で、配車をしていた俺1人の話だ。
入社した年の秋から辞めるまで、2年半近く、休みは基本的に日曜だけだった。
正確に書くと、求人票には「週休2日」「年間休日105日」と書いてあった。
でも実際は、土曜はほぼ出社で、休みは日曜だけだった。
どうしてそうなっていたかは年間休日105日はやめとけ?に書いた。ここでは繰り返さない。
だから、求人票の段階から「週休1日制」の会社にいる人とは、入り口が違う。
ただ、日曜しか休めない生活が何を削っていくかは、たぶん同じだと思っている。
週6の働き方そのもの(なぜ慣れたのか、昼休みが無かった話)は週6勤務はきつい?にまとめている。この記事で書くのは、休みの側の話だ。
週休1日がきついのは普通だ。1日寝ても、疲れは取れなかった
まず、いちばん多い悩みから答える。
「1日休んでも疲れが取れない」は、気のせいじゃない。
俺の日曜は、だいたいこうだった。
朝から晩まで寝ていた。
お腹が空いて起きる。ご飯を食べる。また布団に戻る。
それで月曜が来て、また6日間働く。
1日寝ているだけでは、休まらなかった。
ときどき、頭に浮かんでいたのはこれだ。
(こんな生活ずっと続けないといけんの。。?)
でも、日曜に寝ることそのものに疑問はなかった。
出かけようかと思っても、頭に浮かぶのはこれだった。
(外に出かける方がしんどい。月曜からまた働くんだし、寝てよう。)
寝ておかないと、月曜がもっとしんどくなる。寝るのは、次の6日間のための仕事みたいなものだった。
休みが1日と2日でどれくらい違うかは年間休日105日はやめとけ?に書いた。一言で言うと、1日だと回復だけで終わる。2日あると、1日回復に使っても、もう1日残る。
週休1日には、その「もう1日」がない。
同期に笑われた日
会社の同期と、休みの話になったことがある。
同期は物流部門じゃなかったので、シフト制だった。その同期が「4連勤でしんどい」と言っていた。
俺が「休みは日曜だけ」と言うと、同期は笑っていた。
そのとき頭に浮かんだのは、これだ。
(張本人は笑えんからな?まじで。シフト制で4連勤でしんどいとか言ってたけど、俺は週6連勤や。舐めんなよ。)
外から見ると、週休1日は笑い話になるくらい変わった働き方だ。
でも、その中にいる本人は笑えない。
いま週休1日で「きつい」と感じているなら、その感覚は普通だ。
ここから先は、その「もう1日がない」と、生活の何が変わっていくかの話だ。
平日にしか開いていないものは、全部ずらして暮らしていた
休みが日曜だけだと、困るものがある。
平日にしか開いていないものだ。
俺はそれを、全部どこかへずらしていた。
歯医者は、日曜にやっているところを探した。美容院も日曜。
車検は、会社に取りに来てもらっていた。宅配は、置き配にしてもらっていた。
病院や役所、銀行は、昼休みに、なんとか外に出る口実を作って行っていた。
昼休みでも、事務所を出ていく人が陰で色々言われるような職場だった。だから、口実が要った。
昼休みがどういう時間だったかは週6勤務はきつい?に書いた。
日曜に予定を入れるとすれば、歯医者か美容院くらいだった。
それが終わると、すぐに家に帰って、また布団にいた。
日曜にやっている歯医者を探していたときも
(俺の休みは日曜しかない。日曜で通えるところはないかな。)
時間休を使っている人は、誰もいなかった
ひとつ、書いておきたいことがある。
職場には、時間単位で休める制度(時間休)があった。
でも、使っている人は誰もいなかった。
病院が必要な人は、丸1日休みを取っていた。
つまり、平日の用事を片づける方法は「1日休む」「日曜にずらす」「昼休みに抜け出す」の3つしかなかった。
俺は、1日休む以外の2つで全部済ませていた。
これを読んで「自分もそうだ」と思ったなら、それはもう、生活の方が週休1日に合わせて形を変えているということだ。
困っていないのは、困らないように全部ずらしているからだ。
学生時代の誘いは、断っているうちに来なくなった
人との予定も、同じように減っていった。
学生時代の友達の集まりには、基本的に行けなかった。
配属先から、集まる場所まで遠い。お金もかかる。日帰りで往復するのは体力的にもたないし、車で行くので酒も飲めない。
ここは正直に書く。断るとき、頭に浮かんでいたのはこれだ。
(行くの遠いしだるいわ。断るいい口実)
配属先が遠いことを理由に断れるのは、ラッキーだった。
しかも、集まれるのは日曜だ。友達も、次の日は仕事になる。
断っているうちに、そのうち、わざわざ俺を誘ってこなくなった。
誘いが来なければ、断る必要もない。休みの日の予定は、そうやって減っていった。
地元の友達と連絡を取らなくなった話は全国転勤はやめとけ?に書いた。あっちは、俺の方から連絡しなくなった話だ。
こっちは、向こうから誘われなくなった話になる。
そうやって、休みの日の予定らしい予定は、月に1回の土曜だけになった。
土曜の休みは「予定がある」と頼んでもらうものだった
ここが、この記事でいちばん書きたいところだ。
土曜は、ほぼ出社だった。でも、休みを月に1回、土曜に入れるようにしていた。
頼み方は、毎回同じだ。
「今月はこの日に予定があるから、休ませてくれ」
予定がある月は、土曜だけじゃなく、次の日の日曜も予定で埋まる。
予定があるので、全然疲れが取れない。
リフレッシュにはなる。でも、身体は休まらない。
そのまま翌週の月曜から、6日間がしんどかった。
土曜を1日増やしても、それは疲れを取る日にはならなかった。予定のための日だった。
ここまでは、まだ分かる話だと思う。
変なのは、その裏側だ。
予定のない月に、「ただ休みたい」という理由で土曜の休みを頼んだことは、一度もない。
頼めない空気だった、という話じゃない。上司に断られたわけでもない。
頼もうと思ったことが、なかった。
土曜の休みは、予定と引き換えにもらうものになっていた。
休みを増やす理由として、自分が疲れていることは数に入っていなかった。
週休1日のきつさを「疲れが取れない」だけで説明すると、ここが抜ける。
休みが1日しかない生活を続けると、休むのに理由が要るようになる。
そして、理由のない休みは、そもそも頭に浮かばなくなる。
休みを増やす方法が「会社に頼む」しかないと、頼む理由がない月は、何も変わらない。
当時の俺は、休みの多い会社を探すという発想を持っていなかった。
休みの条件は、会社に頼むより、求人の側で選んだ方が早い。いまの経歴で「完全週休2日・年間休日125日以上」の求人に出せるかは、経歴を見た人に聞くのがいちばん早いです。求人票に「週休2日」としか書いていない会社の、土曜の実際の扱いも代わりに確かめてもらえます。登録は無料で、話を聞くだけで終えても大丈夫です。
転職活動を始めて、土曜の休みを取らなくなった
月に1回入れていた土曜の休みは、転職活動を始めてから、取らなくなった。
土曜の休みがなくなっていた事に対しては、何も思わなかった。
そのかわり、日曜の使い方が変わった。
日曜を寝て過ごすのが、勿体ないと思うようになった。
日曜は、資格の勉強と転職活動に使った。勉強していたのは、ITパスポートとFPと簿記だ。
日曜の午前をどう使っていたか、休みが無い中でどうやって面接の時間を作ったかは転職の面接に平日休めないに書いた。
転職活動を始めたら、月曜が怖くなくなった
ここからは、自分でも意外だった話だ。
転職活動を始めたら、なぜか、仕事がそんなに辛くなくなっていた。
休みは増えていない。むしろ土曜の休みは減っている。
それまでは、日曜の夜になると、月曜のことを考えていた。頭に浮かんでいたのはこれだ。
(なんか起こってたらどうしよう。)
休みの日の電話と、月曜が怖かった話は週6勤務はきつい?に書いている。
転職活動を始めてから、頭に浮かぶ言葉が変わった。
(どうせ辞めるし、他にも仕事はある。)
そう思えてきたら、月曜への不安が、少しずつなくなっていった。
仕事の中身は、何も変わっていない。
変わったのは、「ここしかない」と思わなくなったことだけだ。
そのあと年末年始に地元へ帰って、カレンダー通りに休んでいる友達と遊んだ。そこで初めて、自分の休み方が普通じゃないと分かった。
その日のことは年間休日105日はやめとけ?に、戻ってきてからのことは週6勤務はきつい?に書いている。
転職活動は、途中で一度止めた時期もある。それでも、前と同じ担当者に連絡するだけで、すぐに再開できた。
このとき使っていたサービスの話は物流からの転職でエージェントはどれを使うかにまとめている。
週5になって、最初の土曜にやったこと
転職して、週5になった。
最初の土曜に何をしたかというと、資格の勉強だ。
日曜にやっていたことを、土曜にもやっただけだ(笑)。
それでも、初めて土曜に出かけた日に頭に浮かんだのは、これだった。
(本当に休んでいいんだ。最高じゃん)
誰にも頼んでいない。それでも土曜が休みだった。
いまは、土曜か日曜のどちらかで出かけている。
最近は、かき氷にハマっていて、毎週食べに行っている。
大した用事じゃない。週休1日のころなら、わざわざ土曜を頼んで休むような用事じゃない。
理由がなくても休める。週休2日で変わったのは、結局そこだった。
だから、いま仕事を選ぶときは、休みを必ず条件に入れている。
- 年間休日125日以上
- 完全週休2日制
「週休2日」ではなく「完全週休2日」にしているのは、俺の105日がそうだったからだ。求人票の数字だけでは、土曜がどう扱われるか分からない。
求人票と実際がずれた話は求人票は嘘だらけ?にまとめている。
いま週休1日で働いている人へ|辞める前に考えること
ここまで読んで「自分もそうだ」と思ったなら、辞めるかどうかを決める前に、考えてほしいことがある。
順番は3つ。全部やらなくていい。②がしんどいなら、③だけでもいい。
① まず、天秤にかける
週休1日で働いているなら、先にこれを考えてみてほしい。
休みが欲しいのか。お金を稼ぎたいのか。
お金を稼ぎたいなら、週休1日も1つの選び方だ。俺の職場にも「休むと稼ぎが足りない」と言って働いているドライバーがいた。そのまま働くのも、ちゃんとした答えだと思う。
休みが欲しいなら、②と③に進んでほしい。
休みたいのに休めない人も、「今の自分にはこの仕事しかない」と思っている人も同じだ。一度、外の世界を見てみた方がいい。
俺は、転職活動を始めただけで月曜が怖くなくなった。
② まず、転職エージェントに相談する
休みが欲しいなら、まずここだ。
正直に言う。休みが多い会社は、山のようにある。
分からないのは、その中で、いまの経歴でどこに出せるのかだ。
求人票に出ているのは募集の幅だ。その幅のどこに自分が入るかは、経歴を見た人にしか言えない。
俺が相談していたのはリクルートエージェントだった。エージェント経由なら、求人票の「週休2日」が実際にどう回っているかも、自分で面接で聞くより角を立てずに確かめられる。
休みを増やす転職で気になるのは、給料だと思う。正直に書くと、俺は週5の会社に移って、年収が下がった。業界ごと変えたからだ。そこも、動く前に聞いておける。
聞くだけ聞いて、動かなくてもいい。俺も1回目は、内定まで行って辞退している。
③ 面談がしんどいなら、求人だけ見る
ただ、エージェントに登録すると電話や面談を頻繁にやることになる。週6で働いていると、そこまでの気力はないと思う。
そういう人は、まずは求人を見てみるだけでもした方がいい。
リクナビNEXTあたりで、いまの職種のまま「完全週休2日」「年間休日125日以上」で絞ってみる。人と話さずに見られるし、応募しなければ何も起きない。
見るだけで何が変わるのか、と思うかもしれない。
本当にしんどくなった時の、動き出しがまるっきり違う。
どんな求人があるかを知っていれば、しんどくなったその日に動ける。知らなければ、そこから探すことになる。
ここまでやると、いまの休み方が、外から見てどのくらい普通じゃないのかが分かる。
分かってから、動くかどうかを決めればいい。
まとめ
週休1日で削られていたのは、休みの日数だけじゃなかった。
「理由がなくても休んでいい」という感覚の方だった。
日曜の夕方に「今日も寝て終わった」と思ったなら、まず求人を1回だけ見てみてほしい。休みの多い会社は、本当に山のようにある。
無料の診断で、いまの経歴の適正年収が数字で出ます。人に会わずに、スマホで終わります。