新人教育でストレス、辞めたい人へ|後輩の方が知識があって怖かった話

  • 2026-09-23
  • 2026-09-23
  • Blog
  • 3view

「新人教育 ストレス 辞めたい」

教える立場になったのに、うまく教えられなくて、自分を責めているところだと思う。

先に、この記事でいちばん具体的な数字を1つ出しておく。

2人。

俺が最初に教えることになった後輩の人数だ。

先に言っておく。この記事は、よくある新人教育の記事とは逆の話をする。

世の中の記事の多くは「覚えない後輩」「できない新人」をどう教えるか、という角度で書いてある。

俺の場合は逆だった。教える側なのに、後輩の方が知識があった。

だから怖かった。

それでも、3年目にはいつの間にか答えられるようになっていた。

順番に書く。

後輩を持ったのは、2年目からだった

未経験でIT業界に入り、テストの仕事から始めた。

2年目になったころ、俺はテストチームのリーダーになった。

ここで一言言っておきたい。

仕事がすごくできて、活躍を評価されて「君は来年度からリーダーね」となったわけじゃない。

単純に、リーダーをしていた先輩が、別のプロジェクトに異動になった。それだけだ。

そして同時に、新人が入ってくることを聞かされ、指導も任されることになった。

玉突きのような形で、教える側に回った。自分もまだ経験が浅いのに、いきなりだった。

教える側なのに、後輩の方が知識があった

世間の悩みと、逆だったよくある悩み教える側の方が知識があるなのに教え方が分からない俺のケース後輩の方が知識があった質問されるのが怖かった上位10件は、左側の悩みにしか答えていなかった

2年目に持った後輩2人の内訳を書く。

  • 2個上・高卒からITをやっている人
  • 1個下・大卒・情報系の学部

俺はもともと文系未経験で、プログラミングに何度もつまずいてこの業界に入った人間だ。

対して、2人とも自分よりIT寄りの経歴を持っていた。

そのとき思ったことを、そのまま書く。

「自分より知識がある人だろうなと思って、正直怖かった。声かけられるのが怖かった。自分は何を知ってて何を知らないのかもわからなかったし。」

教える立場なのに、教わる方が詳しいかもしれない。この逆転が、怖さの正体だった。

「質問いいですか?」に、本気で怯えていた

日々の指導のなかで、いちばん緊張したのはここだ。

後輩から声をかけられる瞬間。

「今、少しお時間いいですか?」

この一言だけで、心臓が跳ねた。

言われた瞬間、頭の中はこうだった。

「な、なんだろう。。。質問かな?質問だったとしたら、答えれるだろうか。。」

心臓がバクバクしていた。でも、それは表に出さなかった。

平気を装って、こう返す。

「どうしました?」

頭の中と、口に出したことは、別だった頭の中(誰にも見えていない)「な、なんだろう。。。質問かな?」「答えれるだろうか。。」(心臓バクバク)実際に言った言葉(後輩に聞こえていた)「どうしました?」

答えられるかどうかも分からないまま、話を聞き始める。これを2年目、何度も繰り返した。

分からないときは、正直にわからないことを伝えた

当然、答えられない質問もあった。

そのときどうしたか、正直に書く。

「ちょっとわかんないんで。調べてからまた言います」

知ったかぶりをせずに、正直に伝えた。

⚠️ ただし、ここで終わらせなかった。

ちゃんとあとで、本当に答えた。

知ったかぶりをしなかったこと、そして言ったまま放置しなかったこと。この2つだけは、当時の自分がやっていて良かったと思っていることだ。

いま思えば、この質問に答えることが、業務知識を深く知るいい機会になっていた。

3年目、いつの間にか答えられるようになっていた

怖かったのは、ずっとではなかった。

3年目になる頃、状況が変わっていた。

そのときのことを、そのまま書く。

「3年目からはだいぶ知識がついて、『質問いいですか?』の3年目の時に入ってきた後輩にはうまく答えれたと思う。」

特別な訓練をしたわけじゃない。2年間、逃げずに調べて答え続けた結果として、いつの間にか知識がついていた。

そのときの感覚を、そのまま書く。

「その時にいつの間にか成長してるな自分と思えるようになった。」

怖がっていた質問が、いつの間にか怖くなくなっていた。

いま怖いと思っているなら、まずこれだけ覚えておいてほしい

ここまで読んで、いま自分がその渦中にいる人に伝えたいことがある。

  • 答えられなくていい。「調べてから答える」でいい
  • ただし、調べたら本当に答える。言ったまま放置しない
  • 知識は、逃げずに続けていれば自然についてくる。怖さは、能力の差というより経験の差だ

世の中の新人教育の記事は、だいたい「できない後輩」の教え方を書いている。

でも、それが自分に合わない人も一定数いる。教える側なのに知識で負けている、と感じている人だ。

その怖さは、いずれ経験で埋まる。俺自身がそうだった。

正直に言うと、知識で劣っている場合、しんどいのは最初のうちだけだ。

知識が追いついたから怖くなくなった、というより、繰り返すうちに自然と慣れてくる。2年目の自分には想像できなかったが、本当にそうなった。

それでも辞めたいと思ったなら

年上なのに、経験は逆かもしれない俺(年上)文系未経験からIT実務2年目後輩(年下)高卒・情報系から実務経験はもっと長いだとしたら、年収も逆かもしれない

ここまでは「続ける前提」の話を書いてきた。

ただ、正直に書いておきたいことがある。

後輩の指導をしながら、ふと考えたことがあった。

俺は年上だけど、IT実務としては2年目。後輩の方が、ITの実務経験としては俺より長い。

だとすると。

「つまり、俺より年収いいんじゃね……?」

確かめる方法はない。実際の額を知る機会は無かった。それでも、そんな気がしてならなかった。

そう思い始めた瞬間、こみ上げてきたものがあった。

「なんで俺の方が年収低いのに、教える立場なんだ?」

すごく、むかついた。

この漠然とした苛立ちが、頭の片隅にずっと残った。

「このまま年収の上がり幅が低かったら、転職もしないとなあ。」

この悩みの中身(当時の家計や、副業を考えて結局どうしたか)は後輩指導とは別の話なので、ここでは深掘りしない。

詳しくは別の記事にまとめている。

そして事実として、俺はその2年後に転職している。

後輩指導の怖さは、経験でいずれ埋まる。でも、それとは別の理由(教える立場なのに、自分の方が安いかもしれないという苛立ち)で「辞めたい」が積み重なることもある。

新人教育のストレスだけで判断がつかないなら、それ以外の不満も含めて、いまの状況を一度整理してみるといい。

いますぐじゃなくていい
辞めるかどうかより先に、選択肢だけ持っておく
俺は後輩指導が怖かった時期、別の悩み(給与)も抱えていて、実際にそこから2年後に転職しました。

新人教育の怖さは経験で埋まりますが、それとは別の理由が積み重なっているなら、いまの状況を話してみるのも手です。今すぐ辞めるつもりがなくても使えます。
紹介先リクルートエージェント
1回目(未経験)も2回目も、俺が相談の本体として使ったのはここ。途中で活動を3ヶ月止めたあとも、同じ担当者に連絡するだけで再開できた
辞めずに、選択肢だけ出しておく
無料/今すぐ辞めるつもりがなくても使えます

もう一つ、別の種類の質問もあった

「分からないときは正直に伝える」には、もう一つ別のパターンがある。

「なんで〇〇ってこうなんですか?」

表面的な操作は分かる。でも、なぜそういう仕様になっているのか、根本の理由までは俺も知らなかった。

正直に書く。頭の中はこうだった。

「なんでって、そんな理由なんてわかんないよ。俺もそう聞いたしか知らない。」

1年ばかり業務が長いだけで、システム的な知識が深く身についているわけじゃなかった。

でも、そうは答えられなかった。

「先輩としての威厳は一応持っている。(笑)」

だから、こう言った。

「ちょっと俺もわからないんで、〇〇さんに聞いてみるわ」

そう言って、上司のところへ後輩と一緒に質問しに行った。

正直、先輩としての頼り甲斐みたいなものはなかったかもしれない。

それでも、適当なことを答えて、あとで違っていた場合の方が自分のせいにされる。それだけは、絶対にしなかった。

後輩指導がしんどい人には、2つのタイプがあると思う

ここまで書いてきて、この記事が全員に当てはまるわけじゃないとも思っている。

タイプA:知識で負けている(俺のケース)

教える側の知識が、後輩に追いついていない。

質問される前から、「これ聞かれたらどうしよう」と身構えている状態だ。俺はずっとこれだった。

これは経験で埋まる。俺自身がそうだった。逃げずに調べて答え続ければ、いずれ差は縮まる。

能力の問題ではなく、単純に触れてきた時間の差だからだ。時間が経てば、差は自然に縮む。

タイプB:知識はあるのに、教え方が分からない

こちらは俺のケースとは違う。

自分の方が知識はあるのに、それをどう伝えればいいか分からない。何度言っても伝わらない、噛み砕き方が分からない、というしんどさだ。

世の中に出回っている新人教育の記事の大半は、このタイプ向けに書かれている。「できない後輩」「覚えない新人」をどう教えるか、という角度だ。

もし自分がこちらのタイプなら、この記事より一般的な指導法の記事の方が参考になると思う。俺には書けない領域だ。

まず、自分がどちらのタイプかを切り分けてから、次に進んでほしい。

いま振り返って思うこと

後輩を持つ前は、自分が理解できているかどうかも曖昧なまま、何となく仕事を回していた。

でも、後輩に説明しようとすると、曖昧なままでは言葉にできない。

答えるために調べ直す。分かったつもりだった部分が、実は分かっていなかったと気づく。それを2人ぶん、何度も繰り返した。

教えていたつもりが、実際には自分の理解を固め直す作業でもあった。

怖かった時期を思い出すと苦い記憶ではあるが、指導される側のままだったら、これほど早く知識は固まらなかったと思う。

あの2人がいなかったら、この気づきは無かったかもしれない。怖かった経験自体を、無駄だったとは思っていない。

「なぜ」への質問に、上司と一緒に聞きに行ったことも同じだ。

知ったかぶりをしていたら、この機会は無かった。正直に「わからない」と言えたから、後輩と一緒に、自分も知らなかったことを知る機会になった。

先輩としての格好よさは無かったかもしれない。それでも、後から振り返れば損はしていない。

いま、何を確かめるか

新人教育のストレスで迷っているなら、確かめる順番がある。

確かめる順番は4つ

① 社内で確認する

まず、いまの状況を自分の中で切り分ける。

  • 怖いのは「知識で負けていること」か(俺のケース。経験で埋まる)
  • それとも「教え方そのもの」か(別の悩み。指導法の記事の方が参考になる)
  • 後輩指導以外の不満(給与・待遇など)が積み重なっていないか

ここが分かると、「続ければ解決するのか」「他の理由もあるのか」が見えてくる。

俺の場合は「知識で負けている」タイプで、それは2年間続けたら自然に解決した。もし同じタイプなら、いまの職場を続けながら様子を見る、という選択肢もある。

答えられない質問が来たとき、一人で抱え込まなくていい。俺は上司に一緒に聞きに行くこともあった。誰を頼れるかも、社内で確認できることの1つだ。

② 求人を見てみる

リクナビNEXTあたりで、軽く外の求人を眺めておく。

応募しなければ何も起きない。まだ動く気がなくても、見ておくだけでいい。

後輩指導とは関係ない条件(給与・休日・残業)が、いまの職場と比べてどうなのかを見ておくだけでも、判断の材料が増える。

③ 市場価値を確認する

ミイダスの無料診断で、自分の経歴がいまどれくらいの水準か見ておく。

人に会うのが重い人はここまででいい。

後輩指導の経験は、指導した実績として経歴に書ける。怖かった時期も、いまとなっては経歴の一部になっている。

④ エージェントに相談する

①〜③は自分で見る作業だ。

いますぐ動くつもりがなくても、選択肢だけ持っておくという使い方でいい。

新人教育の怖さそのものは、経験で埋まる話であって、転職で解決する話じゃない。

ただ、それとは別の理由が積み重なっているなら、話は変わる。後輩指導とは切り分けたうえで、経歴を見た人に一度相談してみるのも手だ。

俺が1回目も2回目も相談の本体として使ったのはリクルートエージェントだった。

この4つをやると、「続ける理由」と「辞める理由」が別々に見えてくる。

ごちゃまぜのまま「もう無理」と思っているうちは、判断がぶれる。切り分けてから決めても遅くない。

新人教育の怖さは、経験でいずれ埋まる。それでも辞めたいなら、理由は他にあるはずだ。

まず、その理由を切り分けるところから始めてほしい。

まず、いまの自分を知る
続けるか辞めるか迷ったら、まず市場価値を見ておく
俺は後輩指導の怖さとは別に、給与の悩みも同時に抱えていました。

無料の診断で、いまの経歴がどれくらいの水準か数字が出ます。続けるかどうかを決める前の、物差しの1つとして使えます。
紹介先ミイダス
1回目の転職で無料診断を受けた。自分の市場価値を数字で見るのに使った
自分に興味を持つ会社があるか見る
無料/※診断で出た金額がそのまま提示される保証はありません。今の評価が全てではないと分かれば十分です

エージェントを使うかどうかで迷っている人は、俺が使った3つと使わなかった5つを物流からの転職でエージェントはどれを使うかにまとめてあるので、そちらも見てほしい。

まとめ

  • 玉突きでリーダーになり、2人の後輩を教えることになった。教える側なのに、後輩の方が知識があって怖かった
  • 「質問いいですか?」に本気で怯えていた。でも、分からないときは正直にわからないことを伝えて、あとで本当に答えた
  • 3年目には、いつの間にか答えられるようになっていた。怖さは能力の差ではなく経験の差だった
  • 後輩指導がしんどい人には2つのタイプがある。知識で負けているタイプ(俺)と、教え方が分からないタイプ
  • それでも辞めたいなら、理由は他にあるはずだ。後輩指導とは切り分けて考えてほしい

いま怖いと思っているなら、まずはそれが経験で埋まるものかどうか、切り分けてみてほしい。

俺は2年間、逃げずに答え続けただけだった。特別なことは何もしていない。それでも、いつの間にか怖くなくなっていた。

世の中の新人教育の記事の多くは「教え方」を教えてくれる。でも、「教える側が知識で負けている怖さ」に答えている記事は、俺が探した限りではほとんど無かった。

もし同じ怖さを抱えているなら、それは能力が無いからじゃない。単に、経験の時間がまだ足りていないだけだ。

最新情報をチェックしよう!