求人票は嘘だらけ?5つの経験のうち、嘘と呼べるのは2つだけだった

  • 2026-09-26
  • 2026-09-27
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「求人票 嘘」

いま求人票を読んでいて、この数字を信じていいのか不安になっているんだと思う。

先に、この記事でいちばん具体的な数字を1つ出しておく。

2つ。

求人票と実態がズレた経験を5つしたが、そのうち「嘘」と呼べるのは2つだった。

先に言っておく。これは2社で経験した話だ。

1社目は物流会社、2社目はIT企業。

求人票と実態がズレたことは、この2社で合わせて5回あった。

そのうち、「嘘」と呼べるのは2つだった。

残りの3つは、そのまま運用されていたのに、結果が期待と違っていただけだ。

順番に書く。

先に答える。5つのうち、嘘だったのは2つだけだった

5つのうち、嘘は2つだけだった昇給その通り運用された固定残業40時間その通り運用された全国転勤ありその通り運用された年間休日105日実現しなかった退職金あり(3年)実現しなかった

2社で経験した5つを、そのまま並べる。

書いてあった通りに、実際に運用されていたもの。

  • 昇給(物流会社)
  • 固定残業40時間(IT企業)
  • 全国転勤あり(物流会社)

書いてあったことが、実現しなかったもの。

  • 年間休日105日(物流会社)
  • 退職金あり(3年)(物流会社)

数字は、5つとも合っていた。違ったのは、それが実際に実現したかどうかだ。

①年間休日105日:数字上は合っていた。でも構造的に守れない約束だった

求人票にも、就業規則にも、正しく「105日」と書いてあった。

数字だけ見れば、嘘じゃない。

でも、中身を知ると話が変わる。

土曜も、会社は営業していた。月〜土まで配送があり、配車を組む担当は俺1人だけだった。

配送依頼が来るのは、いつも前日だ。土曜に、月曜の配車を組む必要があった。

月曜が祝日でも同じだった。祝日の配送指示と集荷指示を土曜のうちに済ませ、次の火曜の配車も組まないといけない。でも、その荷物情報が届くのは月曜だ。

だから、月曜が休みのはずの日でも、夕方だけ配車を組むために1人で出社する必要があった。

代わりはいなかった。

そのとき思っていたことを、そのまま書く。

「こんな毎日絶対続けたくねぇー!!笑」

105日という数字は、それを支えるだけの体制が無いまま、掲げられていただけだった。

だから、これも「嘘」に数える。

この105日の中身と、そこからどう転職を考えたかは年間休日105日はやめとけ?にまとめている。

②退職金あり(3年):ここも、嘘だった

求人票にも、就業規則にも、入社時の説明にも「退職金あり(3年)」と書いてあった。

丸3年勤めて、辞めた。

出なかった。0円だった。

理由の説明はされたが、正直よく分からなかった。辞めたあとネットで検索して調べ、退職金の計算期間(算定期間)に入社月・退職月を数えない特殊ルールがあったんじゃないか、というところまで辿り着いた。「辻褄が合う」と思った。

⚠️ 会社に確認したわけじゃない。あくまで推測だ。

辞めるまでの経緯と、その後「なし」と書かれた会社で40万出た話は退職金なしはやめとけ?に書いている。

③昇給:数字はあった。でも上限が最初から決まっていた

昇給の制度自体はあった。目標設定→自己評価→面談、という流れも正しく機能していた。

でも、評価Aで月7,000円。Sはほとんどついた事例がなかった。

制度は嘘じゃない。「実質、そこが上限だった」というだけだ。

評価と昇給額の詳細は昇給しない会社にいた3年間にまとめている。

④固定残業40時間:書いてあった。でも一度も超えなかった

IT企業に転職したとき、求人票には「固定残業代40時間分込み」と書いてあった。

身構えていたが、4年間、一度も40時間を超えたことがなかった。

これは悪い意味でのズレじゃない。むしろもらい得だった。

この4年間の実態は固定残業40時間はやばい?に書いている。

⑤全国転勤あり:書いてあった。知って入った

物流会社は「全国転勤あり」と最初から明記されていた。

知って入ったし、実際に転勤もした。

これはズレでも嘘でもない。ただ、実際に経験してみて分かったことは別にあった。

転勤で何が変わったかは全国転勤はやめとけ?にまとめている。

5つのうち、嘘は2つだけだった

検索上位の答えと、俺の答え検索上位の答え入社前の見分け方俺の答え5つ中2つしか嘘は無かった「求人票は嘘だらけ」だと、上位と同じことを言うだけになる

「求人票の嘘」で検索すると、上位はだいたい同じことを言っている。

「入社前にここを見れば、嘘を見抜ける」

内訳のカラクリ、週休2日と完全週休2日の違い、変形労働時間制。「求人票は嘘だ。こう見抜け」という前提で書かれている。

俺の実感は違う。

5つのうち3つ(昇給・固定残業・全国転勤)は、実際にその通り運用されていた。結果が期待と違っただけだ。

だから、この記事では言わないことがある。

「求人票は嘘だらけ」とは言わない。それだと上位と同じことを言うだけになる。

じゃあ、何を確かめればいいのか

答えを書く。

数字を疑っても仕方ない。5つのうち3つは、実際にその通り運用されていたからだ。

確かめるべきは、数字じゃなく運用だ。

  • 「年間休日105日」なら、土曜がどう扱われるか
  • 「昇給あり」なら、評価の上限で実際いくら上がっているか
  • 「固定残業40時間」なら、実際の残業時間の平均

⚠️ ただし、正直に書いておく。

「求人票や面接で、これを完全に見分けられるか」と聞かれたら、正直わからない。

俺自身、退職金のズレは面接では見抜けなかった。

実態を聞くしかない、とは思う。でも、面接で自分から直接聞くのは、実はリスクがある。

「休日は本当にカレンダー通りですか」「残業は実際どれくらいですか」と聞くと、「やる気がない」「福利厚生のことばかり気にしている」と思われかねない。

結局、自分だけで確かめられるのは、入社したあとになってしまうことが多い。

だから、自分で直接聞く代わりに、経歴を見た人に間に入ってもらう方法がある。

応募者本人が聞くと角が立つことも、第三者を通せば聞きやすくなる。

自分で聞くと角が立ちそうなら
運用の実態を、経歴を見た人に代わりに確認してもらう
俺は5つのうち2つで、数字は正しいのに実現する体制が無いことを面接だけでは見抜けませんでした。

休日や残業の実態を自分で聞くと「やる気がない」と思われかねません。経歴を見た人に「この会社は実際どうか」を確認してもらえば、自分で聞くより角が立たず、早いことがあります。相談だけで終えても大丈夫です。
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5つを振り返って、共通していたこと

2社・5つを並べてみて、後から気づいたことがある。

「嘘」だった2つ(105日・退職金)には、共通点がある。

どちらも、数字そのものは正しく書いてあった。でも、それを実現するための体制や条件が、最初から整っていなかった。

105日は、それを支えるだけの人員がいなかった。退職金は、算定期間の細かいルールが(推測だが)最初から立ちはだかっていた。

「書いてあることは本当。でも、そもそも実現する気があったのか怪しい」というのが、この2つの正体だ。

一方、残り3つ(昇給・固定残業・全国転勤)は違う。

数字も、運用も、正直だった。ただ、その結果が自分の期待と違っただけだ。

だから、求人票を疑うことにエネルギーを使うより、「この数字を実現するだけの体制がありますか」と聞く方に使った方がいい。

俺が5回のうち3回で救われたのは、たまたま運がよかっただけかもしれない。でも、少なくとも「求人票は嘘だ」と決めつけて応募をやめる必要はなかった。

もう一つ、いまは面接官を見るようにしている

5つを経験して、求人票そのものへの見方も変わった。

いまは、業務内容を見て「これは楽しそうか」を、まず自分に聞く。少しでもそう思えたら、応募してみる。

書類が通れば、次は面接だ。

向こうが俺を見ているのと同じくらい、俺も面接官を見ている。

見ているのは、採用担当じゃない。現場の面接官の方だ。

その人の人柄や話しやすさは、求人票に書いてある内容以上に重要だと思っている。

運用は、聞けば確かめられる。でも、一緒に働く人がどんな人かは、会って話すまで分からない。

いま、何を確かめるか

求人票の数字で迷っているなら、正直に書く。

いちばん早いのは、エージェントに相談することだ。

まず①それに加えて②①エージェントに相談する代わりに企業へ問い合わせてもらえる。いちばん早い+②自分でもできること口コミ・知り合い・SNSで調べる/他の求人と比較する

まず、エージェントに相談する

「これは嘘なのか?」と思っている段階で、他の求人を眺めたり、自分の市場価値を調べたりするのは、正直ちぐはぐだ。

気になる条件があるなら、代わりに企業へ問い合わせてもらえる。

自分で聞くと「やる気がない」「福利厚生ばかり気にしている」と思われかねないことも、第三者を通せば聞きやすい。

俺が使ったのはリクルートエージェントだった。

求人票に書かれていない運用は、募集要項の外側の情報だ。そこは、中の人か、中の人に近い立場の人にしか分からない。

まだどこにも登録していないなら、なおさらだ。本気で転職活動を始めるなら、自分で求人を探し始めるより先に、エージェントに登録した方が早い。非公開求人も含めて紹介してもらえるし、今回みたいな運用の確認も、応募の前から代わりにやってもらえる。

そのうえで、自分でもできること

  • OpenWorkなどの口コミサイト・知り合い・SNSで、事前に調べておく(土日出勤・年末年始・お盆の扱いも含めて)
  • 他の求人と条件を並べて見ておく(リクナビNEXTなど)

⚠️ 口コミサイトはそれなりに効果がある。でもSNSの投稿は話半分でいい。そもそも会社のことをSNSに書く人がいる時点で、「載せる人いるんだ、ちょっとやばいかも」くらいに警戒しておいた方がいい。(笑)

ただし、これだけでは限界がある。俺の5つのうち2つ(105日・退職金)は、この方法でも見抜けなかったと思う。

求人票の数字を疑うより、まず聞いてみる方が早い。

まず、いまの水準を知る
求人票の数字より先に、自分の相場を見ておく
俺が学んだのは、求人票の数字を疑うより、運用を確かめる方が確実だということです。

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まとめ

この記事のまとめ
  1. 1
    求人票と実態がズレた経験は、2社で5つあった。
  2. 2
    嘘と呼べるのは2つ(105日・退職金)。
    数字は正しいが、実現する体制が無かった
  3. 3
    残り3つ(昇給・固定残業・転勤)は、実際にその通り運用されていた。
    結果が期待と違っただけ
  4. 4
    「求人票は嘘だらけ」とは言わない。
    それだと上位と同じことを言うだけになる
  5. 5
    確かめるべきは数字じゃなく、それを実現する体制があるか。
    それでも分からないなら、経歴を見た人に聞く
  6. 6
    確かめる順番も、まずエージェント。
    そのうえで口コミサイトや他の求人と比較すれば十分
  7. 7
    面接では、向こうだけでなく現場の面接官も見る。
    人柄や話しやすさは求人票以上に重要

求人票の数字を見て不安になっているなら、疑う前に、運用を確かめてみてほしい。

2社・5つの経験を並べてみて、俺自身もこの比率には少し驚いた。嘘だと決めつけて動けなくなるより、運用を1つずつ確かめる方が、結局は早い。

数字が合っているかより、それを実現する体制があるか。見るべき場所さえ分かれば、求人票はそんなに怖くない。

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