物流からの転職先おすすめ7職種|配車3年で辞めた俺の結論

  • 2026-07-29
  • 2026-07-29
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凡人リーマンくん

凡人リーマン|物流3年→IT転職(年収ダウン)SE4年→キャリアアップ転職で年収大幅UP
コーディング経験なし。一度年収を下げてキャリアチェンジし、その後大幅アップを実現。
「年収下げてでも転職」した人の酸いも甘いも体験談で答えます。

✅ この記事でわかること

  • 物流からの転職先を「業界内」「異業種」の2ルート7職種で比較
  • 配車・倉庫の経験がそのまま評価される職種と、リセットされる職種の違い
  • 職種ごとの年収目安・未経験のなりやすさ・体への負担
  • 俺が最終的にITを選んだ理由と、その代償(年収87万ダウン)
  • 転職先を絞り込むときの3つの判断軸

「物流、もう辞めたい」

そこまでは、わりとすぐ決まった。

問題はその次だった。
じゃあ、どこに行くんだ?

物流の配車を3年やって、年収は400万。転勤で地元を離れて、社宅で一人暮らし。稼働は日祝以外。残業は実働で30時間あっても、申請できるのは20時間まで。お盆と年末年始は「会社休み」ということになっているが、実態はただの有休消化だ。

辞めたい理由なら、いくらでも並べられた。

でも「転職先 おすすめ」で検索しても、出てくるのは「物流経験を活かせる職種10選!」みたいな、どこかで見たリストばかり。
読んでも、自分がどれを選べばいいのか全然わからなかった。

この記事は、そのときの俺が読みたかったものを書いている。
物流からの転職先を「業界内に留まる3職種」と「異業種に出る4職種」に分けて、年収の目安・未経験でも入れるか・配車や倉庫の経験がどれくらい効くのかを、正直に並べた。

最後に、俺自身がなぜITを選んだのかも書く。
ただし先に言っておくと、俺はこの選択で年収が87万円下がっている。おすすめしておいて何だが、いいことばかりではない。

目次

物流からの転職先は、大きく2つのルートに分かれる

まず整理しておきたいことがある。

物流からの転職には、性質がまったく違う2つのルートがある。ここを混ぜて考えると、いつまでも決まらない。

  • ①業界内ルート:物流業界に残ったまま、職種や会社を変える。配車・倉庫の経験が「実務経験」としてそのまま評価される
  • ②異業種ルート:物流の外に出る。経験の大半はリセットされ、「ポテンシャル採用」の枠で戦うことになる
辞めたい理由で、行き先は変わる 辞めたい理由は? 会社の問題 給料が安い 上司が嫌い 残業代が出ない ① 業界内ルート 年収を落とさず動ける 物流事務/倉庫管理・SV 物流営業・3PL提案 業界の問題 休みが読めない 体力的にきつい リモートが構造的に無理 ② 異業種ルート 働き方は変わるが年収は落ちる 生産管理/ルート営業 ITエンジニア/社内SE

①は、年収が下がりにくい。転職して即戦力なので、うまくいけば上がる。
ただし、辞めたい理由が「業界の構造そのもの」だった場合、あまり解決しない。荷主の都合で予定が崩れるのも、休みが読めないのも、会社を変えたところでついてくることが多い。

②は逆だ。働き方は変えられる可能性が高いが、年収は一度落ちる。俺がそうだった。

だから最初にやるべきなのは、職種を選ぶことじゃない。
「自分が辞めたい理由は、会社の問題なのか、業界の問題なのか」を切り分けることだ。

会社の問題なら①で足りる。業界の問題なら、②を覚悟して考えたほうがいい。

物流からの転職先おすすめ7職種を比較

まず全体像から。俺が転職活動中に実際に求人を見て、候補として検討した7職種を並べた。

先に断っておくと、年収と将来性は公的な統計データではなく、俺が転職活動中に見た求人票の相場感+業界の一般的な傾向から出した目安だ。同じ職種でも会社や地域でかなり幅があるので、実際に応募する前に必ず各求人票の金額で確認してほしい。

あと「SV」は聞き慣れない人もいると思うので先に説明しておく。SV=スーパーバイザーのことで、倉庫の現場作業者をまとめる管理者ポジションを指す。

職種 ルート 年収目安 将来性 配車経験の効き方 体の負担 リモート
物流事務 業界内 300〜400万 △ システム化で業務量は減少傾向 ◎ そのまま活きる 軽い
倉庫管理・SV 業界内 350〜500万 ○ EC拡大で需要は底堅い ◎ そのまま活きる 重い ×
物流営業・3PL提案 業界内 400〜600万 ◎ 3PL需要は伸びている ◎ 現場を語れるのが武器
生産管理・製造 異業種 400〜550万 ○ ノウハウは業種を超えて需要あり ○ 段取り力が評価される ×
ルート営業 異業種 350〜500万 ○ 対人業務はAIに代替されにくい ○ 調整力が評価される
ITエンジニア 異業種 300〜400万
(入口。数年で500万〜)
○ 人材不足は継続見込み △ ほぼリセット 軽い
社内SE・IT事務系 異業種 350〜500万 △ 需要はあるが求人自体が少ない ○ 現場を知る強みが出る 軽い

この表で一番言いたいのは、年収が高い職種ほど、体か時間のどちらかを差し出しているということだ。

物流営業や3PL提案は年収600万も見えるが、荷主対応がある以上、電話が鳴る生活からは抜けられない。
一方でITは働き方の自由度が一番高いが、入口の年収が一番低い。

「全部いい職種」は無い。どれを諦めるかを決める作業だと思ったほうがいい。

業界内ルート|年収を落とさずに動く3職種

まずは物流に残るパターンから。
「業界ごと嫌になった」人には刺さらないが、年収を落とさずに労働環境だけ変えたいなら、現実的な選択肢はここにある。

① 物流事務|配車経験がそのまま使える一番の近道

受発注入力、在庫データの管理、伝票処理、ドライバーや倉庫との連絡。
配車をやっていた人間からすると、正直「知っている仕事」だ。

強いのは、実務経験がそのまま職務経歴書に書けること。
「WMS(倉庫管理システム)を触っていた」「庸車手配で協力会社と日程調整していた」あたりは、そのまま評価される。

弱いのは年収だ。300〜400万のレンジから、なかなか上に伸びない。
俺は配車3年目で400万だったので、事務に移るとむしろ下がる可能性があった。ここで一度悩んだ。

向いているのは、年収は現状維持でいいから体力的にきつい業務と休日出勤から離れたい人。
逆に「もっと稼ぎたい」が動機なら、ここは選択肢に入らない。

② 倉庫管理・SV|年収は上がるが、しんどさは変わらない

倉庫のオペレーション全体を回す仕事。人員配置、在庫精度の管理、庫内レイアウトの改善、パート・アルバイトのマネジメント。

マネジメント経験として積み上がるので、年収は350〜500万と事務より上がる。フォークリフトの免許を持っているならさらに有利だ。

ただ、正直に言う。
俺が1年目に倉庫の在庫整理をやっていたときの感想は「これを40代まではやれない」だった。

夏場の庫内は本当に暑い。冷凍の現場なら逆に本当に寒い。
年収は上がるが、辞めたい理由が「体がきつい」だった場合、この選択肢はその理由を一つも解決していない。

③ 物流営業・3PL提案|業界内で一番年収が伸びる

荷主に対して「御社の物流、うちが全部巻き取ります」と提案する仕事。
業界内ルートでは、ここが一番年収が伸びる。400〜600万のレンジで、インセンティブがつく会社もある。

そして意外と、配車経験者は強い。

提案の場で「その物量だとこの車格では回りません」「その納品時間だと待機が発生します」と具体的に言えるからだ。現場を知らない営業には出せない説得力がある。俺も営業所長に連れられて客先を回っていたとき、それは感じていた。

難点は、荷主都合に振り回される構造が変わらないこと。
むしろ立場としては配車担当より近くなる。電話が鳴る生活のままでよければ、年収面では一番おいしい。

異業種ルート|働き方を変えたいなら出るしかない4職種

ここからは物流の外。
共通しているのは「一度年収が落ちる可能性がある」ことと、「30歳を超えると急に難しくなる」ことだ。

④ 生産管理・製造|配車の「段取り力」が一番きれいに翻訳される

異業種の中では、配車経験との相性が一番いい。

生産管理は、限られたラインと人員に対して、納期から逆算して計画を組む仕事だ。
これは配車とほぼ同じ思考をしている。限られた車両と時間に対して、納品時間から逆算して割り付けていく——やっていることの構造が同じなので、面接でも説明しやすい。

年収も400〜550万と落ちにくい。
ただしメーカーの工場勤務になるので、勤務地は選べないことが多い。転勤から逃げたくて転職するなら、ここは慎重に見たほうがいい。

⑤ ルート営業|対人調整の経験がそのまま効く

既存顧客を定期的に回る営業。新規開拓のノルマがある営業とは別物だ。

配車をやっていると、1日にとんでもない数の人と話す。ドライバー、協力会社、客先の担当者、自社の営業、上司。しかも全員が違う都合で動いていて、そこを何とか着地させるのが仕事だった。

この「立場が違う相手と話をまとめる」経験は、思っている以上に評価される。
俺は後になって、IT業界に移ってからも、この経験に助けられていることに気づいた。

年収は350〜500万。未経験でも入りやすいのが利点だが、業界によっては物流と同じくらい休日が読めないので、そこは求人ごとに見る必要がある。

⑥ ITエンジニア|働き方は一番変わるが、年収は一番落ちる

俺が選んだのがこれだ。

メリットは、はっきりしている。リモートワークが成立する。
物流でこれは絶対に無理だ。倉庫にも車にも、家からは触れない。

デメリットもはっきりしている。未経験の入口は300〜400万で、ほぼ確実に一度下がる
しかも配車の経験は、ほとんどそのまま持ち込めない。職務経歴書に書いても「で、ITでは何ができるの?」で終わる。

ここで多くの人が「じゃあプログラミングを勉強しなきゃ」となる。俺もそう思った。
実際にはもう少し話が複雑で、そのへんは後半に書く。

⑦ 社内SE・IT事務系|「物流を知っているIT側の人」という枠

意外と見落とされているのがこれ。

物流会社やメーカーの情報システム部門、あるいは物流システムを作っている会社の導入支援。
ここは「ITもわかって、物流現場もわかる人」を欲しがっている。そして、その条件を満たす人間はあまりいない。

WMSやTMSを使う側にいた経験は、作る側・売る側から見ると価値がある。
「実際に現場でこのシステムを使うと、ここが不便なんですよ」と言える人は重宝される。

年収は350〜500万で、いきなり大きくは落ちにくい。
異業種に出たいがフルリセットは怖い、という人には一番バランスがいい選択肢に見える。

ただし、正直に言っておきたいことがある。これは7職種の中で一番、狭き門だ。

「そこそこの年収で、開発ほどガリガリやらなくていい」というポジションは、探している人からすればちょうどよく見える。だから競合が多い。

しかも競合の中身が厄介だ。物流未経験でも、SESなどで実際に開発やPMを経験してきた「IT実務経験あり」の人たちと同じ土俵で戦うことになる。求人票には「業界未経験可」と書いてあっても、実際に通るのはそっち側のことが多い。

物流の現場経験だけを武器に、ここを一発で射抜こうとするのは正直かなり厳しい。
狙うなら、⑥のIT系職種で数年実務を積んでからのステップアップとして考えたほうが現実的だと思う。

俺がITを選んだ理由と、実際に払った代償

ここからは、俺個人の話だ。

7職種を並べておいて何だが、俺がITを選んだ理由は、そんなに立派なものじゃない。

候補は⑥のIT系職種と、⑦の社内SE・IT事務系。正直かなり迷った。

年収の落ちにくさで言えば⑦のほうが理屈では正解に見えた。でも、さっき書いた通り⑦は狭き門だ。IT実務経験がある人と同じ枠で戦うことになる。物流経験だけの俺が、そこに割って入れる勝算はほぼゼロだった。

そして何より、リモートワークがしたかった。

物流にいる限り、これは一生実現しない。倉庫は家から動かせないし、トラックも家からは配車できない。
調べていくうちに、IT業界ならそれが普通に成立すると知って、そこから興味を持った。あと単純に、稼げそうだという打算もあった。
⑦を早々に諦めて、⑥のIT系職種に振り切った。

エージェントに言われた、身も蓋もない一言

まず転職エージェントに登録して、未経験の業界に挑戦したいと伝えた。
業界の特徴や動向を教えてもらえたのは、これはかなり良かった。未経験の業界に対する漠然とした不安が、まず減った。

そのうえで、はっきり言われた。

「未経験というのは、実務経験がないということです。プログラミングの経験も、学習してきた実績も無いとなると、採用は正直きびしいです」

ぐうの音も出なかった。

で、そこからやったのはこれだ。

  • プログラミングスクールに入会した(学習と転職支援がセットのやつ)
  • Udemy・Progate・ドットインストールで独学した
  • ITパスポートの資格取得に向けて勉強した

正直に言うと、スクールに通っても、コードが書けるようになった実感はまったく無かった。
それでもやった意味はあった。「やる気があります」と口で言うのと、実際に金と時間を突っ込んだ実績を見せるのとでは、面接での重みが全然違うからだ。

物流時代のVBAが、唯一の「IT寄りの実績」になった

エージェントからもう一つ言われたのが、これだった。

「今の業務の中で、プログラミングやITに関係するエピソードがあると、なお良いです」

そこで思い出したのが、配車の仕事でやっていたExcelの自動化だった。

あの職場は、残業ありきで業務が組まれていた。それが当たり前になっているのがずっと嫌で、どうにかできないかと考えていたときに、関数やVBAを使えばもっと効率化できると知った。
そこから独学でVBAを覚えて、実際に1日30分ぶんの手作業を消した。

で、これが面接で一番効いた。

実際に話したのは、だいたいこういう内容だ。

慢性化している残業ありきの業務を、どうにかできないかと考えたときに、Excelなら関数やVBAでもっと効率化できると知りました。VBAを独学で学んで、業務効率化を達成できた。その過程が楽しかったので、そこからIT業界に関心を持ち、転職を考えました。ただ、調べていくうちに、未経験からIT業界へ行くには、業務改善で使ったVBAの少ない知識では足りないとエージェントからアドバイスを受けました。そこで追加でプログラミングスクールに入会し、ITパスポートを取得して、やる気と熱意を形として示しました。

ポイントは、順番だと思っている。

「IT業界に行きたいので勉強しました」ではなく、
「仕事の課題を解決していたら、それがITだった」という順番になっていること。

物流の現場にいる人なら、似たようなエピソードは絶対にどこかにあるはずだ。
Excelでも、手書きの帳票をデータ化した話でも、システムの導入に立ち会った話でもいい。
それは職務経歴書に書いていないだけで、無いわけじゃない。

運よく入れたのは「プログラム経験不要」の会社だった

内定をもらった会社は、SES(客先常駐でエンジニアを派遣する形態)の会社だった。

条件を聞いたとき、正直「これなら」と思った。

  • プログラム経験は不要
  • 入社後も現場でコードを書くことはほぼない
  • やるのはテスト要員としての実務、慣れてきたら要件定義
  • さらに慣れたら開発のマネジメント側に回る。実際の開発はベンダーに任せる

プログラミングに3回挫折していて、正直「自分にコードは書けない」という不安がずっとあった俺には、ちょうどいい入口だった。

それに、この会社に骨を埋めるつもりで入ったわけでもなかった。
「まずIT業界を経験した」という実績を作るための、ステップアップの土台くらいに考えていた。もし居心地が良くて給料も上がっていくなら、そのままいてもいいや、くらいの温度感だった。

結果、年収は87万円下がった

ここは絶対に隠したくないところだ。

転職1年目、年収は87万円下がった 200万 物流1年目 ※4〜12月分 350万 物流2年目 400万 物流3年目 313万 IT転職1年目 −87万 さらに社宅(自己負担5,000円)を失い、家賃は月7万円に

年収が87万下がっただけじゃない。
社宅がなくなって、月5,000円だった家賃が7万円になった。

手取り20万から、家賃7万が飛んでいく。
「家賃補助って、こんなにありがたいものだったのか」と本気で思った。実質的な打撃は、年収の数字以上だった。

だから、異業種ルートを勧めるときは正直に書いておきたい。
年収が下がるだけでなく、今もらっている福利厚生も一緒に消える。社宅、家賃補助、車の維持費補助。求人票の年収だけを比べると、この落差を見落とす。

それでも俺は、この転職を後悔していない。
ただ「年収を上げたい」が第一の動機なら、業界内ルートのほうが早い。これは間違いない。

転職先を絞り込むときの3つの判断軸

職種を7つ並べたが、たぶん今も決まっていないと思う。俺もそうだった。
最後に、俺が実際に使った絞り込みの軸を書いておく。

絞り込みに使った3つの軸 軸1 理由を切り分け 会社か、業界か ¥ 軸2 下限を先に決める 家賃を引いた手取りで 軸3 一人で決めない ただし親には相談するな

軸1:辞めたい理由を、会社と業界に切り分ける

絞り込みに使った3つの軸 軸1 理由を切り分け 会社か、業界か ¥ 軸2 下限を先に決める 家賃を引いた手取りで 軸3 一人で決めない ただし親には相談するな

紙に、辞めたい理由を全部書き出す。
そのうえで一つずつ、「これは会社を変えれば消えるか?」を判定していく。

給料が安い、上司が嫌い、残業代が出ない——これは会社の問題だ。同業他社に移れば解決する可能性がある。

荷主都合で予定が崩れる、休みが読めない、体力的にきつい、リモートが構造的に無理——これは業界の問題だ。会社を変えても、たぶんついてくる。

俺の場合、業界側の理由のほうが多かった。だから異業種に出た。

軸2:年収がいくらまでなら下がっていいかを、先に決める

絞り込みに使った3つの軸 軸1 理由を切り分け 会社か、業界か ¥ 軸2 下限を先に決める 家賃を引いた手取りで 軸3 一人で決めない ただし親には相談するな

これを決めずに動くと、内定が出てから毎回揺れる。

計算するのは年収ではなく、月の手取りだ。
そこから家賃を引く。社宅に住んでいるなら、家賃が5,000円から相場に戻ることを必ず織り込む。

俺はここが甘かった。
「313万か、まあ下がるけど何とかなるだろ」と思っていて、実際に家賃7万を払い始めてから青ざめた。

下限を決めておけば、その額を下回る求人は最初から見なくていい。判断が一気に速くなる。

軸3:一人で決めない。ただし親には相談するな

絞り込みに使った3つの軸 軸1 理由を切り分け 会社か、業界か ¥ 軸2 下限を先に決める 家賃を引いた手取りで 軸3 一人で決めない ただし親には相談するな

これが一番効いた。

俺が業界の動向を知れたのも、「学習実績が無いと厳しい」と現実を突きつけられたのも、「VBAのエピソードを使え」と気づけたのも、全部エージェントとの面談の中でだった。
一人でネットを検索していた期間、俺は何も決められていなかった。

今の職場の同僚には相談しづらいと思う。俺も無理だった。
だからこそ、利害関係のない外の人間に一度話したほうがいい。転職するかどうかを決めていない段階でも、相談だけなら無料でできる。

ただし、あえて言っておく。親には相談しないほうがいい。
親世代は基本的に「安定した今の会社を辞めるなんて」と否定から入る。悪気はないし、心配しているだけなんだが、決断力を削られるだけで得るものがほとんどない。相談するなら、利害関係のない第三者か、実際に転職を経験した人にしたほうがいい。

あともう一つ。転職エージェントも1社に絞らないほうがいい。

エージェントは、俺たちを転職させて初めて企業側から報酬をもらえる仕組みで動いている。だから積極的に動いてくれるのは当たり前なんだが、その分、担当アドバイザーの質にはかなり差がある。

興味も適性も関係ない求人を並べて、適当な理由をつけて転職させようとしてくるアドバイザーも、正直いる。
逆に、こっちの状況をちゃんと聞いて、親身に考えてくれる人もいる。

何社か登録して面談を受けてみて、「この人はいいかも」と思えるアドバイザーを見つけてほしい。1社だけで判断すると、そのアドバイザーの当たり外れがそのまま転職の当たり外れになってしまう。

何から始めればいいか

いきなり応募しなくていい。
俺が実際に使ったもの、そして調べる中で候補になったものを挙げておく。さっき書いた通り、1社だけで決めずに、合いそうなアドバイザーを探すつもりで複数見てほしい。

まず登録する|7職種すべてを横断して見られるところ

リクルートエージェント
俺が物流からのIT転職で実際に使ったところ。求人数が圧倒的で、業界の動向を教えてもらえたのが一番大きかった。年収交渉にも強い。
無料で相談する
アデコ
グローバル大手の人材紹介会社。業界内・異業種どちらの求人も扱っているので、7職種を横断で比べたい段階と相性がいい。2社目・3社目としてアドバイザーを比較する枠に。
アデコならあなたに合った転職を実現できる【アデコの転職支援サービス】
リクナビNEXT
エージェントを挟まず、求人を自分のペースで眺めたい人向け。レジュメを登録しておくと企業やエージェントからスカウトが届くので、今の経歴がどう評価されるのかがわかる。
無料登録する

職種が絞れていないなら|まず自己分析から

ミイダス
診断で向いている職種や想定年収が出る。この記事の7職種で迷っているなら、まずこれで当たりをつけるのが早い。
無料で診断する

⑥のIT系に絞るなら|IT特化のエージェントも見ておく

総合型のエージェントだけだと、IT系の求人の細かい違い(開発をやるのか、テストや要件定義から入れるのか)まではなかなか見えない。俺が入った会社のような「プログラム経験不要」の枠を探すなら、IT特化のところも並行して見ておいたほうがいい。

レバテックキャリア
もともとはIT経験者向けのエージェントだが、未経験からITに興味がある人も相談できると書かれている。⑥に振り切ると決めたなら、覗いてみる価値はある。
レバテックキャリアで相談してみる

順番としては、まず診断系で自分の市場価値と向いている職種を把握して、そのうえでエージェントに相談する流れが動きやすいと思う。

「7職種を見ても、そもそも自分が何をしたいのかわからない」——そういう段階の人もいると思う。
その場合だけ、コーチングという選択肢も紹介しておく。

正直に言うと、これは万人向けではない。エージェントと違って具体的な求人は紹介されないし、継続すれば料金もかかる。
ただ、初回のカウンセリングは無料で受けられる。「話を聞いてもらうだけでも整理になる」というタイプの人は、まず初回だけ試してみる、という使い方でいいと思う。

POSIWILL CAREER
プロのキャリアコーチと一緒に、転職すべきか・何をすべきかを言語化できるコーチングサービス。
※求人紹介はなし。初回カウンセリングは無料、継続する場合は有料
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まとめ

物流からの転職先を7職種、比較してきた。

  • 年収を落としたくないなら業界内ルート。中でも物流営業・3PL提案が一番伸びる
  • 体力的なきつさから離れたいなら物流事務。ただし年収は上がらない
  • 配車の段取り力をそのまま持ち込めるのは生産管理
  • 働き方を根本から変えたいならIT。ただし入口で年収は落ちる
  • フルリセットが怖いなら社内SE・IT事務系がバランスがいい

俺はITを選んで、年収が87万下がって、家賃が5,000円から7万円になった。
数字だけ見れば、完全に失敗した転職だ。

それでも、あのまま配車を続けていた自分を想像すると、動いてよかったと思っている。

大事なのは、7職種の中から正解を当てることじゃない。
自分が何を我慢できて、何を我慢できないのかを先に決めることだ。それさえ決まれば、選択肢は勝手に3つくらいまで減る。

今日できることがあるとすれば、辞めたい理由を紙に書き出して、会社の問題か業界の問題かを仕分けること。
それだけで、次に見るべき求人がだいぶ変わってくるはずだ。

業界最大級の求人数。経験豊富なアドバイザーが徹底サポートし、年収交渉にも強い。

この記事を書いた人

凡人リーマンくん

凡人リーマン|物流3年→IT転職(年収ダウン)SE4年→キャリアアップ転職で年収大幅UP
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