凡人リーマンくん
凡人リーマン|物流3年→IT転職(年収ダウン)SE4年→キャリアアップ転職で年収大幅UP
コーディング経験なし。一度年収を下げてキャリアチェンジし、その後大幅アップを実現。
「年収下げてでも転職」した人の酸いも甘いも体験談で答えます。
✅ この記事でわかること
- プログラミングができなくてもIT転職できる理由
- 6年間IT業界にいて振り返る、未経験IT転職の最短3ステップ
- 入ってはいけないIT業界の入り口(PCキッティング・テスター・CS)
- 「プログラム経験不要」で入れる3つの正しい入り口の比較
- 当時の俺が実際にやった順番と、面接で一番効いたエピソード
- 30代・文系でも同じルートが使えるかどうか
前回の記事で、俺は「働き方を根本から変えたいならIT」と書いた。
そのとき一番よく来た反応がこれだった。
「プログラミングが苦手な自分でも、本当にIT業界に入れるのか」
気持ちはわかる。俺もそう思っていた側だ。
プログラミングとは、ずっと相性が悪かった。最初は大学の授業でHTMLを触ったが、途中で心が折れて履修を取り消した。IT転職を決めてからは、3ヶ月プログラミングスクールにも通ったが、それでも「書ける」という実感はほとんど持てないまま終わった。
それでも、IT業界には入れた。
ちなみに入ってからも苦手意識はすぐには消えず、SEの新人研修でJavaの「年齢を入力すると判定するアプリ」を作る課題が出たときも、最後まで完成させられなかった。
この記事では、未経験からIT転職するロードマップを2つのことを軸に書く。
ひとつは、当時の俺が実際にやった順番。もうひとつは、IT業界に入って6年経った今、振り返って「これから未経験でIT転職するなら、この順番が最短だ」と思うルートだ。
先に言っておくと、この2つは同じじゃない。
当時の俺は独学→スクール→エージェント、という順番で動いた。それでITには入れたが、今振り返ると遠回りだったと思っている。だから先に、今の俺が勧める最短ルートから書く。30代でも、文系出身でも、使える考え方のはずだ。
「プログラミングが苦手だと無理」は、半分だけ本当だ
先に結論を言っておく。
「プログラマー・エンジニアとして開発の最前線に立ちたい」なら、コードは書けたほうがいい。ここは誤魔化さない。
でも「IT業界に入って、そこで実務経験を積みながら育っていく」なら、話は変わる。
IT業界には、コードを1行も書かずに配属される仕事が普通に存在する。テスト、品質保証、運用、進行管理。俺が実際に入ったのも、そのうちの一つだった。
「未経験=いきなり開発できる人材にならなきゃいけない」という思い込みが、一番最初にほどくべき誤解だ。
未経験IT転職ロードマップ|最短ルートは3ステップ
転職する年齢や状況にもよるが、今の俺が考える最短ルートはこれだ。
当時の俺は「独学でプログラミングの土台を作る」→「スクールに通う」→「エージェントに登録する」→「資格の勉強をする」という順番で動いた。今振り返ると、これはお勧めしない。
独学で土台を作るのも、スクールに通うのも、正直いらない。
一番重要なのは、最短で実務経験を積むためにIT業界へ入社することだ。プログラミングのスキルも、業界の知識も、現場に入ってからのほうが圧倒的に速く身につく。外側で準備している時間は、そのまま出遅れる時間でしかない。
だから最初にやるべきは、独学でもスクール探しでもなく、転職エージェントへの登録だ。
独学は、エージェントと話しながら「勉強サイトで少し触っておく」「教材を1冊買って読んでおく」くらいの軽さで十分。ここに時間もお金も使いすぎないほうがいい。
ただし、入る会社は選ぶ
「最短でIT業界に入社」と書いたが、どこでもいいわけじゃない。
「未経験可」と書いてある求人の中身は、だいたい次の章の4パターンのどれかに当てはまる。中でもPCキッティング(新しいPCのセットアップ・初期設定・配線などを大量にこなす仕事)は、IT業界の入り口として紹介されがちだが、やることは単純作業の繰り返しでITの知識がほとんど身につかない。まずこれだけは避けてほしい。
それ以外の4パターンについては、次の章で仕事内容と入りやすさを比べる。「未経験でも入れる」という間口の広さだけで選ぶと、稼げずスキルもつかない入り口に吸い込まれやすいので、中身の違いを知っておいてほしい。
未経験で出会う4つの入り口、比較してみる
ステップ3の「求人を探す」でつまずく人が一番多い。
未経験可のIT系求人、つまりプログラミング不要で入れる求人を見ていくと、だいたいこの4パターンのどれかに分類できる。俺が調べた・実際に経験した範囲で、仕事内容と入りやすさを比べた。
テストケースを自分で作り、作られたシステムが仕様通り動くか検証する。俺が最初に配属されたのがこれ
顧客の要望を聞き取り、システム化要件として整理する補佐的なポジション
テスターは、すでに用意された手順書通りに操作し結果を記録するだけ。CSは問い合わせ対応が中心
進行管理・議事録・資料作成などプロジェクト運営の補佐。システム開発の全体の流れを知っている必要がある
俺が「UATテスト要員」を勧める理由は単純で、4つの中で一番、未経験可の求人数が多いからだ。数を打てないと、未経験の転職活動はそもそも成立しない。
「テスター/カスタマーサービス」だけは、はっきりお勧めしないと書いておく。
同じ「テスト」でも、UATテスト要員はテストケースを自分で作ったり、できあがったシステムを検証して不具合を見つけたりする仕事で、判断力が要る。一方でここに分類したテスターは、すでにある手順書通りに操作を入力するだけ。判断や設計が入らないので、経験として職務経歴書に書きづらいし、普通に稼げないし、スキルがつかないから、その後の転職でも不利になる。求人票の言葉だけで判断せず、面接で「テストケースは自分で作るのか、それとも渡されたものをこなすだけか」を必ず確認してほしい。
あと、これは入ってから知ったことだが、UATテスト要員は「開発の一歩手前」にいる仕事だ。
作られたシステムの中身を、動かしながら見ることになる。コードは書かないが、コードが何をしているかには自然と触れる。ここで土地勘をつけてから、要件定義やマネジメント側に広げていくというキャリアの伸ばし方がある。その話はまた別の記事に書く。
参考として、当時の俺が実際にやった順番
ここからは、さっき「お勧めしない」と書いた、当時の俺の実例だ。
遠回りではあったが、面接で何が効いたかの実例としては参考になると思うので書いておく。年収がどう変わったかの詳しい数字は前回の記事に書いたので、ここでは「何を、どの順番でやったか」に絞る。
①:Excelの自動化が、後から一番効いた「実績」になった
物流の現場は、残業ありきで業務が組まれているのが当たり前になっていた。それがずっと嫌で、どうにかできないかと考えていたときに、関数やVBAを使えばもっと効率化できると知った。
そこから独学でVBAを覚えて、実際に1日30分ぶんの手作業を減らした。
この時点では「IT転職のため」にやっていたわけじゃない。目の前の仕事をどうにかしたかっただけだ。でも、これが後から一番効く実績になった。
②:スクールに通っても挫折した。それでも無駄ではなかった
正直に書く。3ヶ月通ったプログラミングスクールでも、コードが書けるようになった実感はまったくなかった。大学のHTMLの授業も、SE入社研修のJava(「年齢を入力すると判定するアプリ」を作る課題)も、最後までやり切れずに終わっている。
それでも「やった意味がゼロだった」とは思っていない。
「やる気があります」と口で言うのと、実際に金と時間を突っ込んだ実績を見せるのとでは、面接での重みがまるで違う。スクールは「習得する場所」というより「行動したことの証明書を作る場所」だと割り切ると、挫折しても腐らずに済む。
動画で学べる実践型プログラミングスクール。買い切り制で相場より安く、独学挫折者にも人気。
ITパスポートの取得に向けた勉強も、同じ理由で並行してやった。資格そのものより、「未経験でもここまで自分で動いた」という証拠を積み上げることが目的だった。
③:エージェントに、順番を教えてもらった
転職エージェントに登録して、未経験の業界に挑戦したいと伝えた。
そこで言われたのが「未経験というのは、実務経験がないということです。プログラミングの経験も、学習してきた実績も無いとなると、採用は正直きびしいです」という一言だった。
ぐうの音も出なかったが、この一言のおかげで①・②をやる意味がはっきりした。
さらに「今の業務の中で、プログラミングやITに関係するエピソードがあると、なお良いです」とアドバイスをもらい、そこで思い出したのがExcelの自動化だった。
面接で実際に話したのは、だいたいこういう内容だ。
慢性化している残業ありきの業務を、どうにかできないかと考えたときに、Excelなら関数やVBAでもっと効率化できると知りました。VBAを独学で学んで、業務効率化を達成できた。その過程が楽しかったので、そこからIT業界に関心を持ち、転職を考えました。ただ、調べていくうちに、未経験からIT業界へ行くには、業務改善で使ったVBAの少ない知識では足りないとエージェントからアドバイスを受けました。そこで追加でプログラミングスクールに入会し、ITパスポートを取得して、やる気と熱意を形として示しました。
ポイントは順番だと思っている。
「IT業界に行きたいので勉強しました」ではなく、「仕事の課題を解決していたら、それがITだった」という順番になっていること。
④:配属されたのは「プログラム経験不要」のテスト要員だった
内定をもらった会社は、SES(客先常駐でエンジニアを派遣する形態)の会社だった。
条件を聞いたとき、正直「これなら」と思った。プログラム経験は不要。入社後もコードを書くことはほぼない。やるのはテスト要員としての実務。学生時代からずっとプログラミングに挫折し続けていた俺には、ちょうどいい入口だった。
ここから先の話——テストの実務を数年やってから要件定義に広がっていった話——は、また別の記事で詳しく書く。この記事の範囲は、あくまで「未経験がIT業界に入るまで」だ。
30代・文系でも同じルートは使えるか
「20代ならまだしも、30代の自分には厳しいのでは」という不安もよく聞く。
結論から言うと、このロードマップ自体は年齢に依存しない。テスト・QAの求人は、若さより「未経験でも入社後すぐ動ける準備ができているか」を見ている。エージェントに相談しながら積んだ準備は、年齢に関係なく効く。
ただし正直に言うと、30代は20代より求人の絶対数は減る。だからこそ、STEP1のエージェント選びが重要になる。年齢や経歴を伝えたうえで、「その条件で本当に紹介できる求人があるか」を早い段階で確認したほうがいい。
文系・Fラン大学出身かどうかも同じだ。テスト・QAの仕事は、学歴より「仕様書を正確に読んで、抜け漏れなく確認できるか」を見られる。俺自身、学歴コンプレックスを抱えたまま社会人になった人間だが、そこで足切りされた実感はなかった。
何から始めればいいか
順番としては、さっき書いた通りエージェントへの登録が最優先だ。独学は、エージェントと話しながら「何を、どこまでやればいいか」を聞いたうえで、軽く並行させる程度でいい。先に独学を完璧にしてから動こうとすると、それだけで数ヶ月〜半年が溶ける。
まず相談する|総合型エージェント
プログラム経験不要の求人に絞るなら|IT特化型も見ておく
総合型のエージェントだけだと、IT系求人の中身の違い(開発をやるのか、テストや運用から入れるのか)まではなかなか見えてこない。「プログラム経験不要」の枠を狙うなら、IT・未経験特化のところも並行して見ておいたほうがいい。
スクールで実績を作るなら
まとめ
未経験からIT転職するロードマップを、最短ルートとして整理してきた。
- STEP1:独学より先に、転職エージェントへ登録する
- STEP2:勉強サイトや教材で軽く独学。スクールや本格的な土台作りは不要
- STEP3:最短でIT業界に入社し、実務経験を現場で積む
- ただし会社は選ぶ。PCキッティング・テスター(テストケースを作らないタイプ)・CSは避ける
学生時代からずっとプログラミングに挫折し続けてきた俺でも、IT業界に入れた。
大事なのは、コードが書けるようになることじゃない。エージェントに早く相談して、実務経験が積める場所に、最短で飛び込むことだ。
今の会社が嫌だ、転職したい、今より良くしたい。そう思っているなら、まずは行動してみることだ。
転職することにはリスクがある。年収が下がることだってある。それは正直に書いた通りだ。
でも、転職活動そのものにはリスクがない。エージェントに相談してみるだけなら、金もかからないし、辞める前提でもない。
話してみて初めて、自分が本当は何をしたいのか、あるいは今のままでもいいのか、その判断材料が手に入る。
今すぐ全部やる必要はない。まずはエージェントに登録して、今の自分に何が足りないのかを聞くところから始めてみてほしい。
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この記事を書いた人
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凡人リーマン|物流3年→IT転職(年収ダウン)SE4年→キャリアアップ転職で年収大幅UP
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