「物流業界に就職したけどこのまま働き続けていいんだろうか」
そんな将来への不安や漠然とした悩みを抱えながら
毎日仕事に行きたくないなって思いながら頑張っていませんか?
物流業界の総合職なんて”なんでも屋”ですからね。
”やりがい”以上に「なんでこんなことまで?」と感じることはしばしば。
昔の自分も全く同じことで悩んでました。
「もうバックレてやる!」って何度も思った経験があります。
この記事ではそんな私が物流業界を辞めようと思った理由や
そこからどうやって新しい働き方をみつけたのかをリアルな体験をもとに話します。
未経験でも挑戦しやすいIT業界や転職したことを後悔しないための考え方も紹介するので
同じような悩みを抱えている人のヒントになればうれしいです。
はじめに|物流総合職を続けるべきか悩んでいませんか?
物流業界は、社会インフラのひとつ。
毎日特に人から注目を浴びるような業種、華があるような業界ではありません。
しかしながら、なくてはならない存在。
それが物流業界です。
そして、物流会社の総合職で入社した場合は、現場全体を管理する重要な役割を担っています。
実際に物流業界で働いてみないとわからなかったことはたくさんあります。
「え!?そんなことまで私が??」
「こんなことやりたくない・・」
と感じることばかり。
私も大学を卒業し、新卒でとある地元で有名だった会社の総合職として入社しました。
その会社の物流部門に配属され、3年間勤めました。
その後、紆余曲折ありまして、転職しました。
その経験から伝えたいことがあります!!
物流の総合職って、本当にキツい。体力も精神力も削られる仕事。限界を感じてるなら、無理せず次の道を考えてみてほしいんです。
ドライバーから理不尽にキレられるもあるし、まともに昼休みもないし電話なんて休みとか関係なしにかかってくるし、車両事故、商品事故があればすぐ現場いかなきゃいけないし。
物流業界でしか働いてなければこれが普通の感覚で誰もおかしいとは思ってませんでした。
(思っている人がいても言えない)
以降は私が実際に辞めようと思った理由や次に選んだ業界、転職しない場合のリスクを体験ベースでお伝えします。
物流業界総合職ってどんなことするの?辞めたくなる理由とは
実態は”なんでも屋”
物流業界の総合職はこんな業務もやってます。
- 1週間分の配車スケジュールの組み立て、調整
- 倉庫内の在庫管理
- ドライバーの拘束時間(労働時間)の管理
- 人が足りない作業場での搬入搬出作業、配送の手伝い
- クレーム対応
- ときには営業
私は1.の配車業務が主担当でしたが、上記のすべてをやってました。
営業のある日はスーツ着用でしたが、
基本は作業着で安全靴(つま先部に固い板が入っているやつ)を履いて
仕事をしていました。
物流業界自体は「ブルーカラー」ですが総合職は「ホワイトカラー」でしょ
と思ってましたが、全く違いました(笑)
下が私のおおまかな1週間のスケジュールです!

おわかりでしょうか。。。
週6日が当たり前で月に1回土曜休みでした。(祝日は休み)
もちろん休みの土曜、日曜祝日も会社から電話はかかってきます。
私が辞めたくなった理由はこれ
- 定時で帰れるスケジュールじゃない:どうしても定時で帰る時には上司に引き継ぐ必要有でした。
- 休日にも電話:心は休まりません。トラブルがあると対応必須です。
- 人手不足&高齢化:ドライバーもおじいちゃん多数。仕事振りも一苦労。
- 労働環境の改善が進まない:田舎の中小企業あるある。たくさん働くことが美化されている。
FAX使ってたり、手書きだったり、無駄に時間かかる仕事の進め方なのに
改善する気がない。
いつも定時で帰る人がいましたが、その人は周りから
やる気がないと思われてました。
定時で帰る=やる気ない
の認識が色濃く残っている環境でした。
次のステップは?物流業界からのおすすめ転職先は「IT業界特にSE(システムエンジニア)」
物流業界にいるのになぜIT業界?なぜシステムエンジニアなの?
今の働き方自体が自分に合わない。
今の会社じゃなくて、業界を変えた方が根本解決できるのではないかと感じ始め
キャリアチェンジを決意しました。
理由は下記
- スキルが身につく
- 在宅勤務できる
- 休日日数多め(120日以上)
これらをすべて満たしてかつ未経験でも募集があったのがシステムエンジニアでした。
私の場合は物流業界総合職で働いている時から自分の業務を楽にしたくてRPAに興味もあったので。
ただ、親からのIT業界の印象は最悪です。
“今よりブラックだよ”
“文系出身でしょ?稼ぎもよくないよ”
”中途で未経験募集なんて絶対怪しい”
猛反対を受けました。
なので正直に言いますが、
親からの意見も納得できる部分はありました。
今より良いかなんて入ってみないとわからない。
”自分の人生なんだから、やりたいことをやってみよう。ミスったと思ったら戻る選択肢もあっていいじゃん”
そう思って親からの意見を押し切り、不安もありましたが思い切ってIT業界へ飛び込んでみました。
実際に転職して感じた”リアルな良さ”
- 残業はほぼ0
- 業務時間は8時間15分(うち休憩1h)
- リモートワーク週3日
- 有休も取得しやすい
- 副業OK
- スキル次第で年収UPを狙える
- 実績積めば次の転職活動ではオファーも多い
ワークライフバランスはキャリアチェンジをした時点で実感しました。
悩んでないでもっと早くしとけばよかったと思いました。
物流業界での経験が意外と役立つ
SEってパソコンに向かってもくもく作業のイメージかもしれないですが
実際はチームで動くのでメンバーとも会話が多かった。
他にもシステムの要件変えたいですとかでスケジュール変わることもあるので調整も起きます。
ここで、物流業界で配車をやってきたときに身に着けた”コミュニケーション能力”や”調整能力”が意外と武器になります。
転職して気づきましたが、物流業界で働いていた時の日常的にやってたことが役に立つとは。
と思いました。
電話応対やってきてないとかマナー知らないで今まで働いている人が意外といます。(笑)
(自分より年上でも)
なので未経験で不安を感じているかもしれませんが、
心配しなくて平気ですよ!
キャリアチェンジのデメリット
メリットばかりの話をしてしまいましたが、キャリアチェンジのデメリットもここで紹介します。
最初は何がわからないのかわからない。
覚えることが多すぎて頭パンクしちゃう。
といった状態になることも。
- 転職した時点での年収UPは限りなく難しい
- 覚えることが多い
- 納期前は忙しいことも
特に年収面についてはかなりきつかったです。
良くて年収が現状維持、年収ダウンも普通にあります。
私は恥ずかしながら年収ダウンでした。。
しかも100万以上。。
生活水準を落とす必要があったので、最初の1年目は苦労しました。
貯金もできない。。
遊ぶ時間はあるけど遊ぶお金がないじゃん。。。
なので、年収が下がる場合は自分はいくら毎月使っているのかいくらが最低限必要なのかは調べてから転職しましょう。
ただ、安心してほしいのは年収の上がり幅は物流業界で働いていた頃より大きいです。
短期的に見たらしんどい部分はありますが、長期的にみると生涯年収は物流業界よりIT業界の方が高かったので、私の場合は我慢できました。
もちろんスキルを身に着けていく必要があるので転職してからも努力できる人が報われます。
手に職をつけたい。と専門性を身に着けていきたいタイプの人はお勧めできる業界です。
キャリアチェンジを本気でしたいなら転職エージェントでキャリア相談してみましょう。
希望する業界職種、あなたの価値観にあった仕事がみつかるかも!
おすすめは2つ
この2つの何がいいって大手ですし、求人数も多数掲載されています。
あなたとキャリアアドバイザーとの相性もあるので、迷ったらこの2つに登録することで
相談していく中でよかった方を選択して転職活動を進めてOKです。

物流業界にこのまま残り続けるリスクとは?
今の仕事を続けることもリスクであるとわたしは伝えたいです。
理由は以下3つ
- 不安を感じているのは何かを変えたい”サイン”
- 後悔は行動しなかったときに感じやすい
- 年々選択肢の幅は狭まっていく
不安を感じているのは何かを変えたい”サイン”
「このまま続けていいのかな。。。」と漠然と危機感じているのは未来を変えるきっかけでもあります。
正直ここで何も行動しなければ、変わることなんてできないです。
物流業界で働いている中で、シンプルに「この働き方きびしくね?」こう感じたらキャリアチェンジをするのが近道です。
同業だと変化を望むなら難しいですよ。
あなたが特に「働き方」「ワークライフバランス」を重視するなら物流業界はやめるべきです。
後悔は行動しなかったときに感じやすい
「転職して失敗したらどうしよう」と考える気持ちはよくわかります。
わたしも1度転職活動をして内定が出ましたが、どうしても踏ん切りがつかず、物流会社を辞めずに仕事を続けました。
ただ、その半年後にやっぱり転職しようと思いなおしました。
「やりたくないことを続けるよりやってみたいこと・気になる業界でチャレンジしてみよう」
「あの時こうしとけばよかったなあ」と後悔する方が嫌だなって思ったんです。
仮にキャリアチェンジして後悔したとしてもまた違うことに挑戦してみればいいだけです。
年々選択肢の幅は狭まっていく
せっかく新卒で入って総合職なのにもったいないかも。
物流業界でやっていく自信はありますか?
キャリアチェンジするには早い方がいいです。
若いってことはあなたがおもっているより貴重であることを知りましょう。
20代で未経験業界へ転職した人と30代で未経験業界へ転職した人だと圧倒的に前者のがいいですよね?
「もう30歳超えてるのこんなこともできないのかよ」って思われます。
若い時のがわからないことを聞きやすい。
これは間違いないです。
それに、キャリア形成していくうえでもどれだけ長くその業界にいるかも年収にかかわるので
さっさと転職しましょう。
「まだエージェントは早いかな…」という方へ
転職エージェントに登録すると面談の日程やらもろもろやることが積みあがっていきます。
であれば、転職サイトへ登録してみる。これも1つの手段です。
自分が他に興味のある仕事がないかな。といった気持ちで見ていると案外
これ面白そう!
となる求人が見つかることもあります。
ここまで何度か言ってますが、思い立ったが吉日。
1歩行動してみるだけで仕事に対するモチベーションも変わりますし、
転職サイトだけでも登録することをお勧めします。
転職サイトであればリクナビNEXTを強くお勧めします。
大手転職サイトですし、安心して始められます。
まとめ|辞めることは“逃げ”じゃない、理想の未来に近づけるチャンスです
辞めることに対して、”逃げ”だと思ってませんか?
私は、物流業界の過酷な環境に身を置き続けることに不安を感じて異業種へ飛び込んでみました。
結果として、今は自分の時間を大切にできる働き方ができるようになり
心も余裕を持てるようになりました。
辞めること=失敗ではありません。不安を感じつつそのままでいることの方がリスクがあります。
行動した人にしか、次の景色は見えません。
仕事は人生の大部分を占めています。
せっかくやるなら楽しいと思えること、プライベートを充実されるための仕事にしませんか?
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